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フィルターをかけても自身のIPアドレスがカウントされている
以前の記事で、Googleアナリティクスで、自分のアクセスを除外する方法を紹介しました。
しかしながら、Googleアナリティクスで自身のIPアドレスをフィルター設定後も、アクセスがカウントされていました。
色々と調べてみて、Googleアナリティクスのフィルター設定にIPv6アドレスも必要という事がわかりました。
IPv6とは?
現在、主流で使われているIPアドレスはIPv4(インターネットプロトコル・バージョン4)で「202.229.6.195」などといった3桁の数字が4ブロックに分かれた構成になっています。
しかし、インターネットの普及によりパソコンやサーバー等の機器に付与するIPv4アドレス数が不足しています。
そこでIPアドレスの新ルールが普及し始めており、それがIPv6(インターネットプロトコル・バージョン6)です。
IPv6では「2002:00C3:0000:0000:03BC:0123:EF00:7C6C」などといった4桁の16新数の数字が8ブロックに分かれた構成になっています。
使用できるアドレス数はIPv4が約43億個にたいして、IPv6は43億の4乗(約340澗)個となり、事実上無限に使える数です。
現在、IPv6は少しづつ普及が進んでおり、各プロバイダもIPv6対応が一般的となってきています。
私が契約している「NURO光」もIPv6対応となっています。
今回、googleアナリティクスのフィルター設定に自身のIPv6アドレスを設定する方法を紹介します。
自分自身のIPv6アドレスを調査する
自身のIPv6アドレスを除外する為に、IPv4アドレスと同様に調査する必要があります。
こちらの無料ツールを利用するとIPv4とIPv6のアドレスを簡単に確認することが出来ます。
↓ ↓ ↓ ↓
https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP
IPv6アドレスは、「0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000」といった具合に4桁の16新数の数字がコロンで8ブロックに分けられています。
確認したIPv6アドレスをメモするか、コピーして保存しておいて下さい。
フィルタ機能で自分自身のIPv6アドレスを除外する
それでは、Googleアナリティクスでの除外設定を行います。
左サイドメニューの一番下にある「管理」を選択します。
管理画面の右側にある「フィルタ」を選択します。
「フィルタを追加」を選択します。(画像ではすでにIPv4の除外設定を行っています)
フィルタ情報として
フィルタ名を任意に入力し(ここでは「自宅のIPv6アドレスの削除」と入力しています)
フィルタの種類で
「定義済み」を選択、その下にある
「除外」「IPアドレスからのトラフィック」「前方が一致」をそれぞれ選択
IPアドレスには、確認したIPv6アドレスの最初の4ブロックを入力します。
最後に「保存」を選択します。
以上で設定は完了です。
自分自身のIPv6アドレスが除外されていることを確かめる
Googleアナリティクスを開きます。
左メニューより「リアルタイム」→「トラフィック」で現在のアクセス数を確認します。
自身のサイトにアクセス後、再度、Googleアナリティクスでアクセス数を確認します。
トラフィックがカウントされていなければ、自身のIPv6アドレスは、除外されています。
まとめ
近年は、IPv6対応のプロバイダが増えてきており、今はIPv4とIPv6は混在している状態ですが、いずれ将来はIPv6に移行すると思います。
無料ツールでチェックして、自分のプロバイダがIPv6に対応している場合は、そちらも除外するようにしましょう。