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ラズパイを動作させるには、起動するOSを用意する必要がある
ラズベリーパイ4を使用する為には、普通のパソコン同様にOSが必要となります。
ラズパイで使用するOSは、Raspberry Pi OS(旧名称:Raspbian)が一般的で、このOSをネットからダウンロードして、microSDカードに書き込み、ラズパイに差し込んで起動することで初めてラズパイを使用する事ができます。
起動用のOS作成がメチャ簡単になりました!
以前は、起動用OSの作成は、以下の2つの方法で行っていました。
①OSのイメージファイルをmicroSDカードに書き込んで、そのSDカードから起動して設定する方法
②NOOBSというインストール用ソフトウェアを利用してインストールを行う方法
正直、どちらの方法も初心者にはとっつきにくく、MicroSDカードが32GBを超える場合は面倒くさい手順でしたが、2020年3月より「Raspberry Pi Imager」というユーティリティソフトが公式サイトより提供され、非常にOS作成が簡単になりました。
MicroSDカードの容量が64GBでも128GBでも迷うことなく簡単に作成出来るようになりました。
用意するもの
OSを作成するにあたり下記の物を用意します。
パソコン
「Raspberry Pi Imager」は、Windows、macOS、Ubuntu(Linux)の3種類よりOS作成できます。
今回は、windows10で作成していきます。
microSDカード
以前は、フォーマッターの仕様からラズパイでは32GBまでのmicroSDカードを推奨と言われていましたが、「Raspberry Pi Imager」でOS作成する場合は、容量を気にする必要はありません。
メーカーも特に制約があるわけではないので、コスパの高いmicroSDカードを用意してください。
今回は、東芝の64GBのmicroSDカードで作成していきます。
カードリーダー
パソコンよりmicroSDカードにOSを書き込むのに必要となります。
大容量のSDカードに高速で書き込む為に、USB3.0でmicroSDXCに対応したカードリーダーがおススメです。
私は、Transcendのカードリーダーを使用しています。
Raspertty Pi Imagerのインストール
最初に、ラズパイ財団の公式サイトから「Raspberry Pi Imager」をダウンロードします。今回は一番上のwindows版を選択します。
ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックするとインストーラーが起動するので「Install」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
以上で、「Raspberry Pi Imager」のインストールは完了です。
microSDカードにラズパイOSを書き込む手順
インストールした「Raspberry Pi Imager」を起動します。
「Raspberry Pi Imager」の画面が立ち上がりましたら、左にある「CHOOSE OS」をクリックします。
一番上の「Raspberry Pi OS(32-bit)」を選択します。(容量は約1.1GBです)
真ん中の「CHOOSE SD CARD」をクリックします。
OSを入れる、microSDカードを選択します。(※該当のマウントドライブに間違いがないか確かめて下さい)
右側の「WRITE」をクリックします。
microSDカードに、OSの書き込みがが始まります。しばらく待ちましょう。
Write Successfulのダイアログが出てきたら、書き込み完了です。「CONTINUE」を押すとダイアログが消えます。お疲れ様でした!
後は、作成したMicroSDカードをラズパイに差し込み、電源を入れるとラズパイOSが起動します。
まとめ
これまで面倒だったラズパイのOS作成、今まではラズパイを購入した際に、有償オプションで起動OSが入ったmicroSDカードを注文したりしていたかと思いますが、「Raspberry Pi Imager」を使用すると初心者でも迷うことなくOSを作成できると思います。
ネット環境やパソコンに依存しますが、書き込みは、約10~15分で完了します。
これから、ラズパイを始めたいと思う方は、「Raspberry Pi Imager」でのOS作成をおススメします。