
目次
ラズパイ4を購入しました!
以前より、気になっていたラズベリーパイ。手のひらサイズのパソコンということで、小さい分、おもちゃみたいな性能しかないと思っていましたが、ネット等で調べると、最新型のラズベリーパイ4(Raspberry Pi 4 Model B)は、デスクトップパソコンと遜色ない性能ということなので購入してみて、遊んでみることにしました。
メインメモリーの容量は、1GB/2GB/4GBが用意されており、自分は4GBタイプを購入しました。
(※2020年5月に8GBモデルが新登場しました)
ラズパイ4の開封レビュー
「Raspberry Pi 4 Model B」は、2019年6月に販売されましたが、日本では技術基準適合認定(技適)を取るのに、少々時間がかかり、技適マークが入ったラズパイ4が発売されたのは、5ヵ月後の2019年11月でした。
箱の裏にちゃんと技適マークが入っています。
箱を開封したところです。梱包材で包んでもなく、無造作に本体が入ってました(笑)
箱から出したところです。本当に小さいです。
ラズパイ4には、CPUにARM製のCortex-A72が採用されています。ラズパイ3と比べて、USBポートとLANポートの位置が逆になりました。
裏返したところ。ちゃんと技適マークが本体にも刻印されています。
USBポートとLANポート。USBポートは4ヶ所です。ラズパイ4から2ポートがUSB3.0に対応し、高速通信が可能になりました。
LANポートは、ギガビットイーサネット対応です。ラズパイ3では、USB2.0に接続しているため通信速度が300Mbps程度でしたが、ラズパイ4では1Gbps程度の速度での高速通信が可能になりました。
左から、電源端子、HDMIポート(2ヶ所)、オーディオ&コンポジット出力端子です。
電源端子は、従来のmicroUSB端子からUSBのType-C端子になりました。
HDMI端子は、従来のフルサイズのHDMI端子からmicroHDMI端子になり、しかも2ポートあるので、複数のディスプレイに接続してマルチディスプレイで利用することも可能です。
ラズパイ4を使うのに必須な周辺機器
ラズパイ4本体だけでは、当然なにもできません。一般のデスクトップパソコンと同じように使うのに最低限の周辺機器を紹介します。
ACアダプター
ラズパイ4より電源がTypeCコネクタになっており、3Aの電流供給が推奨されています(ラズパイ3は、2.5A推奨)ので、3A流せるラズパイ4専用のACアダプターを購入するのがおススメです。
また、ラズパイ4と電源ケーブルを接続して電源ケーブルをコンセントに差したと同時に電源が入ってしまうので、手元でオン・オフの可能なスイッチのコントローラー付きのUSBケーブルも用意するのがおススメです。
USBケーブルの端子がmicroUSB端子の場合は、typeCに変換するコネクタも必要となります。

電源アダプター、スイッチ付きUSBケーブル、変換コネクタを接続したところ。
microSDカード
ラズパイには、ハードディスクやSSDといった記憶装置は内臓されていませんので代わりにmicroSDカードを使用します。
ラズパイ本体を購入した際には、microSDカードが付いていませんので、別途購入が必要です。
容量は最低でも8GB以上を選びましょう。最近は、32GBや64GBも安くなってきているので、コスパのよいmicroSDカードを購入しましょう。
HDMIケーブル
ラズパイ4から映像出力がフルサイズのHDMI端子からマイクロHDMI端子に変更になりましたので、一端はフルサイズのHDMI端子、もう一端はマイクロHDMI端子のHDMIケーブルを用意しましょう。
キーボード&マウス
ラズパイ4に、パソコン用のキーボートとマウスを使用する事ができますので、押し入れに転がっている余ったキーボードとマウスで代用しても、構いません。もちろん有線、無線どちらも大丈夫です。
但し、無線の場合、Bluetoothで接続する場合は、接続設定(ペアリング)が必要で相性の問題もあるようなので、「USBレシーバー接続タイプ」をおススメします。
USBレシーバーを接続するだけでキーボード&マウスが使えるのでお手軽に使えます。
ディスプレイ
一般的なデスクトップパソコンのように使うには、ディスプレイは必須です。所持しているPCモニターを流用することも可能です。
ディスプレイにHDMI端子が付いていれば、ぶっちゃけ液晶テレビでも構いません。
自分は自宅内でどこでも使えるようにモバイルモニターを購入しました。
ラズパイ4を使うのにあったほうが良い周辺機器
ファン付きケース
ラズパイ4を動作させるだけであれば、ケースは不要ですがボードがむき出しで、埃等の不安があります。
また、ラズパイ4になってから格段に性能がアップし、電流は3Aまで流せるので発熱量も多くなりました。
温度が上がるとパフォーマンスが落ちますので、ファンとヒートシンクは取り付けることをおススメします。
ファンとヒートシンク付きのケースを買うとお得です。
LANケーブル
ラズパイ4は、有線と無線どちらでも対応可能ですので、必ずしもLANケーブルは必要はありませんが、初期設定がかなり通信して時間がかかるので、最初の初期設定の時のみLANケーブルを接続して有線で通信する事をおススメします。
カードリーダー
microSDカードにラズパイ用のOSを書き込むのに必要となります。
パソコンにカードリーダースロットがない場合は、用意しましょう。
大容量のSDカードに高速で書き込む為に、USB3.0でmicroSDXCに対応したカードリーダーがおススメです。
まとめ
ラズパイ4本体以外にも色々と用意するものがあり、またラズパイ3から端子の規格等も変更されているので、初心者で周辺機器を選ぶのに不安がある場合は、必要な周辺機器が揃っているスターターキットも用意されていますので、そちらを購入すれば安心です。
次回は、機器の接続からラズパイ4の起動までを解説したいと思います。