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動作がとにかく遅い、、、
3年ほど前に購入した、DELL製のノートパソコン「Vostro 15 3558」は、コストパフォーマンスが大変良いモデルですが、購入当時から動きが遅く、システム起動やエクセル&ワードの立ち上げにもかなり時間がかかってました。
まぁ、セカンドパソコンだったので、あまり使用もしなかったので、こんなものかと思って、使用していました。
最近、息子が学校でパソコンが必要との事で、このパソコンを譲ったのですが、あまりにも動きが遅いとクレームがあったので、本格的に遅い原因を調べてみることにしました。
原因はCPUではなかった!
結論から申しますと、内蔵のHDDが足を引っ張っていることが判明。無料ソフトの「CrystalDiskMark」をインストールして計測したところ、読み込み速度、書き込み速度共にランダムアクセスが致命的に遅いことがわかりました。
このスコアを見て、動きが遅いのも納得。最初はCPUが「i3-4005U」の性能が悪いのかな~と思っていましたが、動きが遅い原因の大半が内蔵HDDのアクセスの遅さです。
最近は大容量のSSDも安くなってきましたので思い切ってSSDに換装してみることにしました。
今回、Amazonで購入したSSDはこちらです。
クリーンインストール or データー移行どっち?
HDDからSSDに換装する場合、クリーンインストールと事前にHDDからSSDにデーター移行ソフトを使ってクローンを作製する2つの方法がありますが、元々、あまり使用していなかったので、インストールしているソフトも少なく、工場出荷状態で息子に渡そうと思いますので、クリーンインストールする方法で行いたいと思います。
SSD換装開始!
バッテリーを外して裏側のネジ2箇所を取り、パネルを外しますます。(赤丸の部分)
HDDケーブルをシステム基盤から取り外します。
HDDを固定しているネジ4箇所を取ります。
HDDを持ち上げてVostroのシャーシから取り外します。
HDDにブランケットを固定しているネジを2箇所取り、ブランケットを取り外します。(ネジ穴は4箇所ありますが、ネジは2本しか付いてませんでした。)
HDDに付いているコネクタを取り外します。
取り外したHDDと今回換装するSSDです。HDDは東芝製の500GBでSSDはクルーシャルの500GBです。
SSDにコネクタを取り付けます。
SSDにブランケットを取り付けネジで固定します。(2箇所)
SSDをVostroのシャーシに取り付けネジで固定します。(4箇所)
SSDケーブルをシステム基盤に接続します。パネルを取り付け、ネジで固定し、バッテリーを取り付けてSSD換装作業は完了です。
あらかじめ作製していたリカバリーディスクからクリーンインストールを行い、無事、工場出荷状態になりました。
※クリーンインストールの為に事前に「Dell OS Recovery Tool」でリカバリーディスクを作成しました。
劇的に動作が改善!!
あきらかに電源オンからの起動が劇的に速くなりました。エクセルやワードもすぐに立ち上がりキビキビ動くようになりました。HDDが物凄く足を引っ張っていたんですね~感動です。
SSDに換装後のCrystalDiskMark計測値です。換装前と比べて桁違いにランダムアクセスが良くなってます。
余ったHDDは外付けHDDになりました。
取り外したHDDは、SSDと一緒に購入したHDDケースに入れて、外付けHDDとして使用しています。アマゾンで購入したこのHDDケース、値段も安くネジも必要ないのでなかなか使い勝手がいいです。パソコンにUSBケーブルで接続し、全イニシャルしてバックアップ用として外付けHDDで使用しています。
ノートパソコンの内臓HDDを取り外して、外付けHDDとして使用する際、単純なフォーマットでは消せない「EFIシステムパーティション」と「回復パーティション」という領域があります。完全にイニシャライズする方法は、こちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
「Vostro 15 3558」は、裏蓋を開けるだけで、換装ができるので、作業時間は20分程でした。
動作の遅さにイライラしながら使用していたので、もっと早く換装すればよかったな~と思います。
息子も動作が段違いに変化したと喜んでいます。後、4~5年はこのマシンで作業ができそうです。
追記
Vostro 3558 パワーアップ第二弾として、メモリの増設を行いました!
宜しければ、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。